こんにちは、茶谷順子です。
このコーナーでは、コーヒー好きの私がイラストを交えて、美味しいコーヒーの淹れ方を主観的に書いています。
今回はまろやかで美味しい、本格派、ネルドリップの抽出編。
もしよかったら、お手入れ方法も以前に書いたので、そちらもどうぞ。
どんな器具がいるの?挽き方は?
![ネルドリップ抽出時必要物 茶谷順子 コーヒー イラスト](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf797c4ece120eab2/image/ia0a05aa06490e6a9/version/1604841873/%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E6%8A%BD%E5%87%BA%E6%99%82%E5%BF%85%E8%A6%81%E7%89%A9-%E8%8C%B6%E8%B0%B7%E9%A0%86%E5%AD%90-%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC-%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88.jpg)
ネルドリップで使うのは、主役のネルフィルターと、細口ポット。他にも便利グッズがありますが、この2つで十分。
粉の引き具合は、粗挽き、もしくは中粗挽き程度です。
CMで聞いたことありませんか?「粗挽きネルドリップ」というフレーズ。
美味しいコーヒーの代名詞のように使われる3大用語の1つだと思ってます。あとの2つは「100パーセントアラビカ種使用。」と「違いのわかる男。」
私はこの言葉を聞くと、美味しいコーヒーをイメージしてしまいます。皆さんは…どうですかね。
まあ、そのくらい、粗挽きでネルドリップしたコーヒーは美味しいんだな。と覚えてれば良いと思います!
細口ポットで、慌てないで優しく、注いでほしいな。
![ネルドリップ第1湯目。 コーヒーイラスト 茶谷順子](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf797c4ece120eab2/image/ifbbb5332fea0ba6d/version/1541897947/%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E7%AC%AC%EF%BC%91%E6%B9%AF%E7%9B%AE-%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88-%E8%8C%B6%E8%B0%B7%E9%A0%86%E5%AD%90.jpg)
ではいよいよ抽出しましょう!
- まず真ん中を少〜し、くぼませるように粉を入れます。
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そのくぼみにそっと載せるようにお湯を注ぎます。
粉全体をお湯で浸すのではなく、中心に500円玉程度の大きさのお湯を置くようなイメージです。
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そのまま約30秒放置。徐々にお湯が粉に浸透し、蒸らされていきます。
蒸らしは粉をゆっくり広げて、成分を自然に抽出できるようにするための大事な時間です。と同時に、最初の良い香りが広がる幸せな瞬間でもあります!
焦らずに。味が決まるポイントなので、30秒蒸らしましょうね!
30秒待ったら、その後も優しく注ぎます。
![ネルドリップ抽出中。 コーヒーイラスト 茶谷順子](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf797c4ece120eab2/image/i70159052177c13e8/version/1541897967/%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E6%8A%BD%E5%87%BA%E4%B8%AD-%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88-%E8%8C%B6%E8%B0%B7%E9%A0%86%E5%AD%90.jpg)
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そして30秒待つうちに、粉がふわっと膨らんできます。そしたら第2湯。
この膨らんでく様子を見ていたら「そろそろ大丈夫だな。」とか「もう少し待ったほうがいいな。」ってわかってくるような気もします。
中央から徐々に粉を押し広げるように「の」の字を書くようにお湯を注ぎます。
![ネルフィルター 濾過のイメージ 茶谷順子 コーヒーイラスト](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=650x10000:format=jpg/path/sf797c4ece120eab2/image/i38457e5d94b4a7d7/version/1503327178/%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC-%E6%BF%BE%E9%81%8E%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8-%E8%8C%B6%E8%B0%B7%E9%A0%86%E5%AD%90-%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88.jpg)
これはペーパードリップのときと一緒ですね。
気をつけたいのは「の」の字を広げすぎて、フィルターにお湯を当てないこと。一回り内側でとどめ、内周りに戻します。
粉自体が濾過層になるので、端までお湯をかけてそれを崩さないためです。
フィルターは濡れてますが、落ちてくる箇所は先端一箇所からまっすぐ抽出されます。なんだか不思議ですが、粉の層がきちんと形作られているので、そうなるんでしょうね〜(憶測)。
適量になったら、そっと外しましょう。
こうしてネルドリップは抽出されます。適量になったら残っていてもカップから外します。
紙を通さないので、すっきりしすぎない、適度なまろやかさのある味に仕上がります。
布で漉すこと自体がなんだか丁寧な気がします。お料理でも後が面倒だから紙!っていうのが多いです。でもだからこそ、たまにはね。味わいも違うんです。
ポイントは、急ぎすぎずにゆっくり注ぐこと。ちゃんと蒸らすこと。ぜひ一度お試しください。
というわけで、ネルドリップ編はこれでおしまいです。
次回は、そうだな〜。何描こうかな。ネスプレッソか、グラインダーについて書いてみようかな!