こんにちは、茶谷順子です。
私はイラストを描きながら、カフェで働いていました。このブログは、カフェ店員が自分とお客様のために勉強したメモをまとめたような、いい意味での雑さと、思い入れのある内容にしたいと思って書いています。
今回は、ハンディミルクフォーマー 手動式編をご紹介します!
答え出てるけど、敢えて聞きます。これ、なんでしょう?
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これ、なんでしょう? コーヒープレスじゃないの? 違うんです。
手動式のミルクフォーマーです。
コーヒー器具って、大抵「手で扱うタイプ」は人気があります。
でも、この器具だけは、電動式に軍配が上がりそうです。いや、結構面白いんですけどね。と言うか、もう廃盤なんじゃないかとだんだん心配になってきました。
・・・まあ、その場合は、まだ使っている人に向けて、或いは「コーヒーの歴史」として読んでもらえればいいです。
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気を取り直して、パーツを見ていきましょう!
蓋はお馴染みのコーヒープレスのような形状。少し違うのは、つまみ部分が平たく、泡を作る際、力を入れやすい形状になっているところです。
下部には円盤が付いています。ナイロンのような素材の細かいメッシュのフィルターが張られています。
ここを上下させて、泡を作るんです!
ビーカーには、黒いラインが入っています。これは、ミルクをいれる目安のラインです。意外ときめ細かい。
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というわけで、見た目はやや似ていますが、役割は全く違います。
それぞれの特徴、文章とイラストでご確認いただけましたか?
お次は、いよいよ実際のミルクの泡立て方についてです。
大きな動きで空気を取り込んで、泡を作ります。
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まず、ミルクを用意します。
ホットの場合は、お好みの温度までレンジなどで温めたものを使いましょう。アイスの場合は、よく冷えた状態の方が泡立ちが良いです。
ガイドラインより上にはミルクを入れないでくださいね。
ビーカーの下には布巾を敷きます。滑り止めと、衝撃を緩和することができるので、どうぞお忘れなく。
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続いて、ミルクの泡立てのポイントです。
イラストのように、ブランジャー(フィルター部分)をできるだけ上下に大きく、動かしてください。
小さくパシャパシャやるより、大きな動きの方が空気が沢山取り込まれ、よく泡立ちます!
※この動きが結構激しいので、布巾を敷くのをお勧めしました。
イメージではなく、実際この位の強さでいきましょう!
![コーヒーイラスト 茶谷順子 カフェ ミルクフォーマー](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf797c4ece120eab2/image/icbffdde41edfad97/version/1609671790/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88-%E8%8C%B6%E8%B0%B7%E9%A0%86%E5%AD%90-%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7-%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC.jpg)
イラストでは、取っ手を握っていますが、蓋を押さえながら上下に動かしてもいいかもしれません。
上に引きあげた時、勢い余って蓋が取れちゃいそうになるのを、今書いてて思い出しました。
元気いっぱいガシガシ、シャバシャバしましたら、てろんっとした、泡ができているはずです。
でも正直に言えば、電動式の方がよっぽど。。。ですがそれはここで言わない約束です。
確認方法は、蓋を外して目視で確認!笑 です。
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まだ泡が少なければ再度蓋をして、ガシガシ動かしてください。
少し時間と力が必要ですが、ちゃんと泡ができてくると嬉しいんですよ。
スプーンですくえる、柔らかい泡ができるので、頑張ってください。
おお、これで泡立つんだ!という幸せと楽しさと、心地よい疲労感を味わえます。
最後に、上に残った大きめの泡をトントンとビーカーを軽くテーブルの上で叩いて消しましょう。そうすれば美味しい泡のミルクの完成です!
おめでとうございます〜!
苦労して作った泡を多めに欲しい?・・・もちろん、どうぞ〜♪
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出来上がったミルクは、別で用意しておいた濃いめのコーヒーにそっと乗せればカフェラテやカプチーノ用に早変わりします!
結構頑張って作った泡を「多めに入れて欲しい〜」とねだられると、「え?苦労も知らないで図々しくない?」と一瞬思いますが、やっぱり嬉しくなります。
ぜひ、他の方にはコーヒーを用意してもらって、役割分担しながら美味しいコーヒータイムを楽しんでください。
もし3人目がいたら、後片付けをお願いしちゃいましょう。
というわけで、手動式のミルクフォーマーの使い方をご紹介しました。
他の方法については、電動式と、エスプレッソマシンのスチーム機能でご紹介しています。よければそちらもお楽しみください♪
※この記事は、2017年11月26日のブログをリライトしたものです。