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コーヒーセレモニー「カリオモン」ってなぁに?(前編)/コーヒーファン向けイラストその69

こんにちは!茶谷順子です。このブログはコーヒーをもっと気軽に楽しむコツを、イラストを交えて描いています。

 

今回は、エチオピア女子なら普通にできるらしい「カリオモン」というコーヒーセレモニーについて書いてみます。


エチオピアは、超速いマラソン選手が多いだけじゃなく、コーヒー発祥の地(一説)としても有名。そこで行われてるコーヒーセレモニーは、日常に根付いていながら、日本の茶道のようでした。

考えただけで、楽しそうですよね〜。

カリオモン =「コーヒーをご一緒に」

カリオモンのイメージイラスト 茶谷順子
カリオモン、エチオピア女子なら皆、習得してるんだそうです。

カリオモンの、カリは「コーヒーノキの葉」、オモンは「一緒に」という意味だそうです。

 

合わせて、「コーヒーをご一緒に♪」という意味合いなんでしょうね。

 

ちなみに、コーヒーを淹れる役割は、開催するお宅の女性が執りおこなうのが決まり。以下の手順で行います。

 

主な手順
  1. 青草や花を床に敷き、小さな台を用意。 お香を焚いたりもする。
  2. 生の豆を洗って、フライパンみたいなので直火で煎る。結構黒くなるまで。焙煎し終えたらお客様に香りを嗅いでもらう。
  3. そのお豆をすり鉢とすりこぎでゴリゴリ擦って砕く。
  4. 細長いツボみたいなポット(ジャバナ)で砕いた粉と、水だけを入れて火にかけ、煮出す。 
  5. 沸騰したら、カップにコーヒーを注ぎ、再びポットに戻す。この動作を繰り返す。
  6. 完成したら少しアクを捨て、小さなカップに分けて飲む。
    1煎〜3煎まで飲むらしく、その呼び名も「アボル」「トーナ」「バカナ」と決まってます。
    ウィキペディアより、抜粋しました。

 

細かい違いはあるとして、大まかな流れがつかめればいいかな。と思います。

皆、やっぱり喋りたいから集まるのかな。

カリオモンのイメージイラスト 茶谷順子
アボルと、トーナはどんな意味があるのかな?載ってなかった。

イメージつきましたか?1つ1つの行程にお客様への愛情がこもってるのがわかりますね。

 

歓迎し、コミュニケーションをとり、味わいながら幸せを祈る。

 

本や映像で見たものは、お家の庭などで行われていて、「セレモニー」と言っても、リラックスした雰囲気でした。2時間くらいかけるそうです。作る側も鼻歌交じりのような(音はついてなかったけど)くつろぎ具合だし、待ってる側の人もその間に、豆やポップコーンを食べながらのんびり過ごしてるようで、緩やかです。

 

ご家族や友人の家を行き来して飲み合いっこしてると、味の違いも楽しめていいですよね。

 

やっぱりコーヒーがあるだけで、世界のあちこちでおしゃべりが広がってるんですね。面白いです。

 

これがカリオモンの概要でした!

 

次回は、器具や実際にどんな器具で準備しているのか、ご紹介します。後編はこちらから。


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茶谷順子 

イラストレーター活動歴28年。

手書き、デジタルともに、ほっこり気分にさせてしまう可愛いイラストが大得意。お寿司と素焼きアーモンドが好もっと詳しく